SHARPのCDラジカセQT-C600を手に入れたので分解清掃

どーも!省吾です!(^^)!

懐かしのCDラジカセを手に入れました。

これと同じ型のラジカセを私が6歳くらいまで実家で使っていてCDが再生できなくなり惜しくも処分した思い出があります(>_<)

SHARP QT-C600

  • 1993年製
  • CD-GとWカセットにラジオはFM/AMステレオ対応
  • カラオケ用にマイクを2本接続できます

6歳の私は修理をする能力がなかった(分解と破壊が精いっぱいだった)ので、当時と同じようにCDが壊れている機体を入手して約20年ぶりの再挑戦をしようと思ったのですが、なんせかなり古い製品で部品が完全に入手できなければオワリ…

CDのピックアップは清掃で回復する場合ならいいのですが、レーザ放射のない場合は部品交換になります…

さらにこの機種はネットでもなかなか情報が出てきません。

とりあえずオークションにて動作品を手に入れました。

問題なく動くので分解修理の必要はないのですが、分解清掃します!(^^)!

外観

AM STEREOと誇らしげに書いてあります!

カセットデッキは信頼と実績のガチャメカ式

GRAPHICSって書いてあります。CD-GもCD+Gも『CD+GRAPHICS』のことで主にカラオケ用としてテレビに繋いで歌詞を表示させることができるディスクらしい…

さすがに映像も、、とはいかず(やはりビデオCDではないので)、カラオケの文字だけ表示みたいなイメージですかね。。調べると絵も出るようです。。



背面

映像・LINE音声出力とビートキャンセル兼トーンのハイとローの切り替えスイッチ。

ビートキャンセル?
ビートキャンセルは『ピー』とか『サー』っていうノイズを軽減する機能のこと
でもなぜトーンコントロールと兼用なん?
『ピー』とか『サー』っていうノイズは高音域をカットすれば目立たない。という原理なのだぞ。そして最大の欠点は、トーンコントロールと兼用だから、CDを聞きたいって時にこの機種の場合、わざわざ本体の後ろまで手を伸ばして切り替える必要がある。そうしないと音がもこもこね
へ―w
『w』やめろw

画像には写っていないのですが、ラジオのチューニング用のダイヤルは本体正面から見て右側面にあります。

背面の右側にはヘッドホン出力(ステレオミニ)とDC IN 12V。車のシガーソケットから専用のケーブルで給電することができる仕様です!

分解

足の長いプラスドライバーが必要です!

内部はけっこうすっきりしています。そしてどうやら一度分解済みのようです。

スピーカーは8cm 6Ω MAX 6W

この機種の最大出力はちょっとよくわかりませんが、片チャンネル2~3Wってところでしょうか。

スピーカーは至って普通。エッジの破れもありません。

CDメカ

きれいなので軽く掃除程度で…

光ピックアップはSHARPのH8134AF。2019年現在でも互換品ならがんばれば手に入りそうです!

コントロールスイッチ部

気になったのですが、黄色い丸印の部分。リモコンの受信部の予定でもあったのでしょうか…

ちょうど基盤のその部分はなにか部品が取り付けられそうな…

左から

ファンクション切り替え

ボリューム

マイクのボリューム兼エコー調整

ラジカセなのでこんな感じです(;^ω^)

ラジオのチューニングダイヤル

内部はこんな感じです。今回はカセット部分は分解していません(;^ω^)

ちなみにカセットは1モーターでダブルデッキを動かす仕組み。

カセット同士のダビングの際は再生速度のズレが起こりにくいかな。

本体機能

テープ再生時は画面に『LR』と表示されます。

これは右チャンネルの音声と左チャンネルの音声を再生しています。という意味で、

『音多切替』のスイッチを押すごとに左チャンネルだけの音、右チャンネルだけの音が両スピーカーから出力されます。

カラオケスイッチを押すとイヤホンがしっかり刺さっていなかった時のような、ボーカルが引っ込んだ音になります。

仕組み的にはLチャンネル、Rチャンネルの+だけを繋げ、両チャンネルの同じ音(同じ音量で同じ帯域)が打ち消される。ステレオで聴くとちょうど真ん中に定位する音がそれです。一般的には主にボーカルが打ち消されるため、カラオケモードとしてるわけです。欠点はボーカルが若干でも左右どちらかに寄っている場合は消えません(;^ω^)

あと、この理論だとモノラル音声では無音になってしまいます。

CDでは通常の再生モードと、1曲再生すると勝手に一時停止状態になる『一曲演奏』モードがあり、カラオケ時には便利ですね!(^^)!

CD-Rに焼いた音楽は再生できました!CD-RWは再生不可。

カセットデッキ部はその後発売されるMDラジカセとは違い各部しっかりしている印象です。

まだまだカセットが主流だった1990年代はやはりお金がかかっているのですね。メタル・ハイポジ非対応でノーマルオンリーです。

まとめ

当時いくらだったのかわかりませんが、音はレンジの狭い『THE・ラジカセ!』といったところでしょうか。中音域が強調されている感じです。しかしヘッドホンだと普通の音域感なのでスピーカーによる音色なのだと思います。

発売から20年以上経過していますが、つくりが簡素だからか長持ちします。

がっつりカラオケ機かといえばキーコントロールがなかったり…その点あいまいな位置付けではありますが、通常のCDラジカセとして使う上では良いかもしれません!

たしかこの機種にはQT-C500という、このQT-C600からマイク端子1つとCD-G再生機能、LINE出力を取っ払った機種がありました。

QT-C500の方が後発なのかわかりませんが、中古市場に出回っている年代が比較的新しいです(1995年~が多数)。なのでQT-C600のコストダウンモデル?

でわでわ(^^)/

【修理】SHARPのCDラジカセ『QT-C500』のメンテナンス
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