【分解修理】パナソニックのCDラジカセ『RX-ED50』カセット分解修理

どーも!省吾です!(^^)!


パナソニックのCDラジカセ


RX-ED50




1999年発売


こちらは2001年製



出力が10W+10Wでこの年代のラジカセの中では高出力です。。
ED50では、MD機器への配慮で光デジタル出力端(CDのみ)とアナログ出力に対応。


モデルチェンジ後のED57ではこれらのライン出力系が省かれてしまいました。。


カセットデッキはノーマル・ハイポジ・メタル(再生のみ)が使用可能です。



症状



・カセットデッキ1は再生NG・早巻きNG

・カセットデッキ2は再生OK・早巻きNG

・各スイッチの誤作動



外観



各スイッチ類は本体上にまとめられています。


カセットデッキはスイッチで開きます。
ただし、閉めるときは手動。





カセットデッキ内部



キャプスタンに酷い錆が出ています。
パナソニックのメカは錆びやすいですね。。





本体裏


MD/AUX入力
アナログラインアウト
CD光出力


光出力端子のキャップが紛失してしまっています。





ヘッドホン端子はこちら側にあります。



2001年製




電池でも動作します。


ただし、単一電池10個(;^ω^)


大きい電池10個も用意するのは厳しそう…。
でもこれだけ電力を使うラジカセを動かすには仕方ないのかも。



電池でも動くのは災害時の停電などでも役立ちそうですね!
ラジオが聴けますし…。




電池ボックスの奥にはメモリーバックアップ用の単三電池4本入れるところがあります。
この電池を入れておくと電源ケーブルを引っこ抜いても各設定が保持されます。





CDトレイは近年のラジカセに比べてしっかりしています。


こういうCDがトレイ式のラジカセって好きなんですよ~(*´з`)
コストの問題なのか、ラジカセの上にある蓋を開けてCDを入れる方式のラジカセはけっこうありますが、トレイが出てきてCDを乗せるというこの行為こそがワクワクするのです。。(∩´∀`)∩


分解





ラジカセの分解には長いドライバーと精密ドライバーセットがあると便利です。





本体下側のネジを全部外します。(ダミーの穴がいくつかあります)


電池ボックスのふたを開けたところにもネジがあるので注意。



分解のコツは、
カセット蓋を開けておくこと。


カセット蓋を開けた状態じゃないと、爪が引っかかって開腹できません。。





本体上下に開きます。


内部は意外にもすっきりしています。




このケーブルに注意!!!!


スイッチ・スピーカー





スピーカーは8cm


ほこりが溜まっているので綺麗にします。


このスイッチ基盤にスピーカーの配線がされています。





そして問題のスイッチ。


内部で接点が汚れていて誤作動を引き起こします。



本当はこのスイッチを交換してしまった方がいいのですが、
今回は接点復活剤で応急処置します。




飛び散らないように
狙ったスイッチ以外にかからないように周囲をティッシュで囲んで作業しました!





カセットデッキ部






キャプスタンからピンチローラーにも錆が移っています。


とにかくヒドイ…



この状態で知らずにカセットを再生させたら大変です。。




リール用のベルトが伸びておりテープが正常に巻き取れません。

正確には『伸びる』というより、経年でゴムの弾性がなくなりプーリーでスリップしてしまっています。


片側ずつ作業します。




こうやってベルトのかけ方を写真で残しておくと後で困りません。




このベルトを交換します。。





ベルト交換の際にキャプスタンのフライホイールを外す必要があったのでついでにこちらもきれいにします。


錆の付いた軸をクレの5-56で拭きました。


ヘッドとピンチローラーのクリーニング







ヘッドの取り外し時にはヘッド上の2つのネジを触ってはいけません!
これはアジマス用のネジなので触ると厄介です(;^ω^)
緩んだりしないように赤いネジロック(ネジの接着剤)が付いています。



ヘッドブロックはピンチローラーで隠れている方のネジを外します。



ついでにピンチローラーも外してしまいます。




そしてピンチローラーはボロボロなので交換。


ピンチローラーも経年で表面が硬化してしまうとテープをうまく引っ張り出すことができなくなり再生中に停止してしまいます。
とくにテープ始めと終わりのリーダーテープとの境目で停止してしまう原因は大体がピンチローラーが原因です。


またテープの安定走行ができずに巻き込まれたり、テープが蛇行してくしゃくしゃになってしまったりするので重要なパーツです。



ヘッドの汚れはテープとヘッドが密着できずに音がこもる原因になります。


テープの走行系はどれも重要なパーツばかりなので頻繁にチェックとクリーニングをお勧めします。



ギターの金属パーツ用ですがヘッドはこれを少しだけ綿棒に付けて磨いています。




再生専用側のヘッド




録音・再生側のヘッド



とりあえずきれいになりました(*´з`)




ピンチローラーは恐ろしいことになっています。。





両方のデッキで計4つ交換します。





ちなみに
ピンチローラーはこのツメで固定されています。




カセットデッキ部もだいぶきれいになりました!


CDデッキ部







一応問題はありませんが、
CD部も軽くクリーニングします。




ピックアップも今のところ大丈夫です。


型番は…


探せませんでした(;^ω^)





このメカ、トレイの開閉にゴムベルトを使っておらず、ピックアップを移動させるモーターとギアでトレイの開閉も担っています(゜-゜)


トレイの開閉時に無理をさせるとギア欠けしてしまうかもしれませんので注意が必要です。


ギアが欠けると開閉どころかCDの再生もできなくなってしまいます。。



動作確認








スイッチ類の復活とテープの録音・再生OK



音質はけっこう良いです。

ビクター機のようなズドン!とした迫力はありませんが、同年代のMDラジカセ『RX-MDX81』などのようなこもった音ではなくバランスの取れた明るい印象があります。




でわでわ(^^)/