パイオニアのスロットイン方式CDプレーヤー【PD-F21】の修理・ギア割れ

どーも! 省吾です! (^^)!

パイオニアのCDプレーヤー【PD-F21】

単体デッキとしては珍しいスロットイン方式。

パイオニア CDプレーヤー PD-F21

パイオニアのセットコンポのCDプレーヤー部分で、〇NKYOでいうところのインテックシリーズみたいな?かんじ

CDを挿入すると自動で再生される。ホームオーディオなんだから自動再生はOFFにしたいけど、ご覧の通りのボタン最小限で他の設定もほぼできない。もしかしたら、本体のチューナーアンプとリモコンがあればなんとかなるのだろうか…。まぁでもCDを聞くだけなら大丈夫。

そしてこのCDプレーヤー、セットコンポも含めて情報があまり出てこない。なので発売日や価格なども不明。

セットコンポにはMDLP非対応時代のMDデッキがあったようなのでMDが登場して以降の製品であることは間違いなさそう。

こちらの個体はCDの挿入・排出に難があるので分解してみた。

外観

パイオニア CDプレーヤー PD-F21 裏側

背面。

システムコントロール用の配線が生えている。

99年にメンテナンスを受けているようなシールが貼られていた。

CDプレーヤーなので出力端子があるのはわかる。が、光入力端子は一体何のためにあるのだろうか。詳細不明。

分解する

パイオニア CDプレーヤー PD-F21 分解修理

スロットイン方式なので複雑な機構。

パイオニア CDプレーヤー PD-F21 内部の基板

正面のパネル。

上の基盤には【すてるな】って書いてある。反射で『いや、すてねーよ!』って突っ込んでしまった。

この基盤はほこり侵入防止のスポンジ?を押さえるという物理的な仕事をしている。たぶんそれだけ。

パイオニア PD-F21 フォーカスゲイン トラッキングゲイン

縦に刺さっている基盤には『フォーカスゲイン』と『トラックゲイン』の半固定抵抗が付いている。

メカの補修

パイオニア PD-F21 ディスクローディング用ゴムローラー

この黒いローラーでディスクを吸い込んだり吐き出したりしている。この機構はカーオーディオも同じ。

このゴムの劣化でディスクの出し入れに不具合が起きるらしい。

パイオニア PD-F21 ディスクローディング用ゴムローラーのギア割れ

横のギアが割れている。

このギアが割れている事でギアに伝えられた回転が軸に伝わらずローラーが空回りしていた。

ここは瞬間接着剤にて補修。

パイオニア PD-F21 ローディング用ゴムベルト

ディスクの出し入れを司るゴムベルト。

本当は交換したいけど部品がないので今回はスルー。

ピックアップレンズ

Pioneer PD-F21 ピックアップ CMK-54XT

ピックアップは【CMK-54XT】

この部品の確保は難しい。

手に入らないことはないが、価格が高かった。

当機は再生はできるのでピックアップレンズの掃除のみで今回は終わり。

まとめ

Pioneer PD-F21分解修理

ディスクが入っている状態で電源を切ると挿入口の真ん中がミドリイロに光る。

ディスクを挿入するときはカーオーディオのように『スッ』っと取り込まれず、少し押し込まないといけない。そこでディスクを軽く押し当てた後、イジェクトボタンか再生ボタンを押せばスムーズにロードされることに気が付いてしまった!

でわでわ(^^)/