どーも!省吾です!(^^)!
SONYのCDプレーヤー(CDP-750)ですが、特定のCDで選曲後、曲のきっちり頭から再生されない。という症状が出ました。
1987年製なので、なにがあっても、どこが壊れていてもおかしくありませんが、とりあえずピックアップ交換をします。
ここで注意するのは、CDの読み込みが不安定なのはピックアップの寿命の他、サーボ回路の電解コンデンサの劣化が要因の可能性もあります。
ピックアップを交換したから改善する。とも言い切れません。ピックアップを交換してもそう言った要因で症状が改善しない場合もあります。
作業は自己責任でお願いします。
当機種のオリジナルのピックアップはKSS-150Aですが、互換性のあるKSS-210Aの互換品に交換します。
準備
やはり安全への配慮とピックアップは非常にデリケートな部品なので静電気対策はしないといけませんね。ということで手袋
一応、電子工作用です。
そしてピックアップ
CDパーツマンさんで購入しました。
KSS-210Aの互換品だと思われます。SONY純正ではありません。たぶん。
作業
ちゃちゃっと分解していきます。
この機種を知ってる人は『あれっ?』って思うかもしれませんが、前面パネルとメイン基板との配線は通常、フィルム状のケーブルです。
ただ、以前そのフィルム状のケーブルが断線してしまいまして、『トレイが勝手に出てくる』『CDが回転しない』『とりあえず再生できても途中でバグる』など誤作動のオンパレードになってしまったので、LANケーブルをバラしてケーブルを作成しました。
メイン基板側の端子はそのまま活用できました。
基板に直接ハンダで止めてしまうと後々のメンテナンスに影響が出てしまうので、端子をそのまま使えたのはラッキーでした。
メカを取り出しました。
メカはしっかりしており、トップカバーは鋼板です。この次の機種?のCDP-770からはプラスチックになるようです。
各所プラスチックの部品が脆くなっていたりするので作業には細心の注意が必要です。
元々付いていたピックアップ(KSS-150A)と。今回搭載するピックアップ(KSS-210A)。
部品が違いますが、そのままメカに搭載できます。
裏側はけっこう違いますね。
KSS-210Aは150Aのマイナーチェンジ+コストダウンモデル?らしいです。確かに150Aの方がコストがかかっているように思います。
搭載するKSS-210A。
なぜかハンダが雑です。
なぜだろう…謎ですねw
とりあえずショートランドを解除して取り付けます。
動作テスト中。
問題のあったCDも大丈夫なようです。
そして、以前はCD-Rのブランドによっては再生できなかったディスクも問題なく再生できるようになりました。
そもそもCD-Rに音楽を書き込んでオリジナルCDアルバムを作る。という概念のまだない時代のCDプレーヤーなので、音楽を書き込んだCD-Rはなんとか再生できても、メディアや書き込みソフトとの相性がかなりあるから仕方ない。とあきらめていたのでこれはラッキーです。ちなみにもちろんですがCD-RWは再生できません。
現時点で35年経った機種なので、時間があるときに電解コンデンサーなどの部品も少しずつ交換していきます。
この機種のワンタッチ・ダイレクト選曲
この機種は20曲まではボタン1つで選曲できるのでめちゃんこ便利です。ただ、ほとんどのCDで気にすることはありませんが、世の中には30曲以上入ってるCDがあったりします。
一応、21曲目などは、20曲以上の選曲ボタン[>20]があるので、他のCDプレーヤーと同じように[>20]+[10の位]+[1の位]を入力して選曲できますが、30曲目や40曲目は[0]のボタンが無くてどうやってダイレクト選曲するのかわからず、31曲を選曲して1曲戻すなどで対応していました。
しかし、テキトーに遊んでいたところ、30曲目や40曲目などの1の位が0になるトラックは[>20]+[10の位]+[10]の順番でボタンを押すと選曲できました。
例えば60曲目を聴きたいとすると……[>20]+[6]+[10]
すなわち、[ろく]と[じゅう]で60になります。
なるほど(゜-゜)
でわでわ(^^)/